キーシリンダーから鍵を作りたい!作成方法やプロの作業時間・費用を紹介
合鍵がない!キーシリンダーから鍵を作る方法や料金をご案内します
キーシリンダーから鍵を作る方法の相談は、鍵屋に多く寄せられています。
鍵を紛失して合鍵も無く、困っているとき鍵穴から鍵を作る方法を知っていると万が一の時役立ちます。
今回は、キーシリンダーから鍵を自力で作成する方法と鍵屋に依頼して作ってもらう方法の2種類を時間や費用について含めながら解説していきます。
この記事の概要
解説する作成方法
自作、鍵屋に依頼
手段
自力で作成する、鍵屋に依頼する、その他
10分~ |
1万円~ |
どんな方法でキーシリンダーや鍵穴から鍵を作成できるか?
そもそも、鍵穴から鍵を作成するためには、どのような方法があるのでしょうか?自分で作る方法・専門家が作る方法の2種類に分けてご紹介します。
自分で鍵穴から鍵を作る方法
見本なしで初心者が鍵穴から鍵を作るのはかなり難しいです。
困難を承知でチャレンジするなら、ブランクキーを鍵穴に差し込み、表面の傷をヒントに金属用ヤスリで削っていきましょう。
鍵屋に依頼して鍵穴から鍵を作る方法
鍵屋ではブランクキーに傷をつけて加工する方法ではなく、ファイバースコープを使用するか、シリンダーを外して鍵の形状を調べてキーシリンダーから鍵を作成します。
自分でキーシリンダーから鍵を作る方法
いよいよ、鍵穴から鍵を作る方法をご紹介します。
初心者の方でも真似しやすいようステップ別でご紹介しますので、記事を見ながら手を動かしてみましょう。
ブランクキーを加工して鍵穴から鍵を作成する
ブランクキーとは、鍵山をギザギザと加工する前の鍵のこと。これは鍵屋のほか、ホームセンターやオンラインショップでも販売されています。
FUKIやGTS・GSS・クローバーなどの刻印が入っている鍵が有名です。
ステップ① ブランクキーと金属加工用のヤスリを用意する
キーシリンダーから鍵を作成するのに必要な道具は2つあります。
まずは、自分の鍵の型番にあったブランクキーです。2つ目は金属用ヤスリです。いずれもホームセンターやネットで購入可能なので鍵の大きさに合うものを購入しましょう。
ステップ② 鍵穴に差し込んだブランクキーに付いた跡で形を推測する
まずは鍵穴にブランクキーを何度か差し込み、表面に傷をつけましょう。
鍵に傷がある部分を削ることで正しい鍵の形に近づきます。
ステップ③ シリンダーの形に合うようにブランクキーを加工する
ブランクキーの傷がついた場所をヤスリで削ります。
削りすぎると戻せないので慎重に作業して本来の鍵の形に近づけましょう。
ステップ④ 加工が完成すれば鍵が回るようになる
ステップ②と③を繰り返し、鍵を削ることで完成すると鍵が回ります。削ったばかりの鍵は表面が鋭利になっているのでヤスリで角を滑らかにしましょう。
鍵が回らない場合は、削り足りないか削りすぎています。上手くいかない時は鍵屋に相談するか新しいブランクキーから作業しましょう。
鍵穴からブランクキーの加工は自分でもできるか?
ブランクキーを削る方法をステップ別でご紹介しましたが、これは初心者にもできるのでしょうか?
鍵山がギザギザしているタイプの鍵であれば可能
金属ヤスリで削る方法なので、鍵山がギザギザしているタイプなら加工することができます。
ピンシリンダーキーやディスクシリンダーキー・ロータリーディスクシリンダーキーがこれに該当します。
ディンプルキーなどの鍵はキーマシンがなければ作成不可能
表面に凹みがあるディンプルキーは、ブランクキーを加工しても作れません。
このタイプの鍵を作るなら、ディンプルキー用の特殊なキーマシンを使用する必要があります。金属用のヤスリでは加工できないので、鍵屋のスタッフに相談しましょう。
鍵屋がキーシリンダーから鍵を作る方法
次に、鍵屋の技師がキーシリンダーから鍵を作る方法を紹介します。
いずれの方法にも特殊な機材や技術が必要ですが、その分スピーディーに鍵を完成させられるのがメリットです。
ファイバースコープで鍵穴から鍵の形状を調べる
1つ目の方法は、ファイバースコープで鍵の形状を調べる方法です。
ファイバースコープは、一般の方では使えない特殊な機材。このような道具を使って作業できるのも、鍵屋に相談するメリットです。
鍵穴の中の細かい形状が分かるファイバースコープ
内視鏡検査で馴染みのあるファイバースコープ。
小さな隙間を拡大して調べられるので、鍵屋でも重宝しています。ファイバースコープを使って鍵穴の中の形を読み取り、その形に合わせて鍵を加工していきます。
読み取った通りに鍵の形を加工していく
ファイバースコープを使って鍵穴の形を調べたら、ブランクキーをヤスリやカッターを使って加工します。
プロでも鍵穴の形がわかったからといって簡単に合う鍵は作れません。
シリンダーを外して鍵の形状を調べる
2つ目は、シリンダーを外して鍵の形状を調べる方法です。
シリンダーの分解は、一歩間違えれば錠前を破壊してしまうリスクがあります。このような作業を任せられるのも、鍵屋に相談する大きな魅力です。
シリンダーを分解すれば鍵の形状が分かりやすい
シリンダーを分解して鍵を作るメリットは、鍵の構造が見やすくシリンダーを目視できるので作業時間が短くなります。
さらに、鍵穴のゴミも除去できるので鍵の調子が悪い時は、シリンダーの分解洗浄と合わせて相談するのがオススメです。
施錠時には先に鍵を開ける必要がある
ドアを施錠している状態ではシリンダーを分解できないので、ドアを一度開錠する必要があります。
レスキューインフォに相談すれば、鍵の開錠・鍵穴からの鍵作成もまとめて以来可能なので作業依頼が2度手間にならずに済みます。
キーシリンダーから鍵を作るのにかかる時間
キーシリンダーから鍵を作るためには、どれくらいの時間がかかるでしょうか?鍵の種類によって差はあるものの、目安の時間をご紹介します。
自分で鍵穴からブランクキーを加工する場合
簡単なピンシリンダーキーなら30分から1時間で完成しますが、鍵の形状が複雑になってくると微調整を繰り返すため時間がのびます。
微調整を繰り返しても鍵が回らない場合、新しいブランクキーからやり直す必要があるため2時間から3時間が見積もりましょう。
鍵屋がファイバースコープを鍵穴に使用する場合
鍵屋がファイバースコープを使用して作業するなら、1時間程度で完成します。
また、構造がシンプルな鍵だったら、1時間もかからないケースがあります。鍵の扱いに慣れているプロに任せた方が、時間短縮という点でもオススメです。
鍵屋がシリンダーを外す場合
鍵屋がシリンダーを外して鍵を作るなら30分もかかりません。
施錠時には鍵を開ける必要があるため追加で時間が必要ですが、初心者がシリンダーから鍵作成を行うよりは圧倒的に早く鍵が完成します。
キーシリンダーから鍵を作るのにかかる費用
鍵作成において気になるのは、どれくらいのお金が掛かるかという点です。
そこで最後に、キーシリンダーから鍵を作る費用について解説します。
自分で鍵を作る場合はブランクキーとヤスリの購入費用が必要
キーシリンダーから鍵を作るにはホームセンターやネットでブランクキーとヤスリを買う必要があります。いずれも数千円で買うことが出来ます。
なお、鍵作成に失敗した場合は新しいブランクキーが必要なので結果的に鍵屋に依頼した方が時間や費用の短縮につながることもあります。
業者に頼む場合の費用はキーシリンダーや鍵の種類によって異なる
業者に相談してキーシリンダーから鍵を作ってもらう場合は、鍵のメーカーや種類、年式の条件で費用が前後します。また、シリンダーを外す場合は開錠費用も加わるので、作業前に鍵屋に見積もりを出してもらいましょう。
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