玄関の引き戸をスマートキーに交換!DIYや後付け方法を解説
最新のスマートキーは、キーを携帯しているだけで開錠と施錠ができて、鍵穴に差し込む必要がない快適さは、革命的だといえます。
本記事では、引き戸をスマートキーに替える方法や、現在の鍵に後付する方法を、鍵の専門家が解説します。
この記事の概要
解説する設置方法
一人でもできる
手段
自分で設置、鍵屋に依頼、その他
15分~ |
1万円~ |
玄関の引き戸をスマートキーに交換する目的とは?
まず、玄関の引き戸の鍵をスマートキーにする目的を整理します。
引き戸をスマートキーに交換すると、利便性向上やセキュリティ強化につながります。
利便性の向上
スマートキーに交換すると、ポケットから鍵を取り差さずともドアが開くので利便性が向上します。
両手がふさがっている時も、同様なので帰宅時にスマートキーの快適さを感じるでしょう。
セキュリティ強化
スマートキーには自動で施錠するオートロック機能や、スマホを使って遠隔操作で施錠できる機能があります。
鍵をかけたか不安という時も、自動でロックしてくれるので安心です。
玄関の引き戸をスマートキーに交換する方法
ここからは、実際に玄関の引き戸をスマートキーに交換する方法を解説します。
錠前部分だけを交換する方法と、引き戸全体をリフォームする方法の2種類に分かれます。
錠前をスマートキーに取り換える
一つ目は、古い錠前を外してからスマートキーの錠前に取り換える方法です。
自分で交換できれば部品代以外の費用がかからないので、安く済ませたいとお考えの方にオススメの方法です。
適合するスマートキーと工具を用意する
まず引き戸の錠前を選ぶために以下の寸法を測定します。
・引き戸の厚み
・切欠き穴(錠前を外した時の引き戸に開いている穴)の縦と横
引き戸の厚みはすぐに測れますが、切欠き穴は錠前を外して測定します。 どんな鍵が条件を満たすか分からない、微調整が難しそうだと思う時はレスキューインフォがサポートしますので、お気軽にお電話ください。
古い錠前を外す
新しいスマートキーを購入したら、プラスドライバーで古い錠前を外します。
長年使っているとドアと錠前が離れにくくなることがあるので、傷に注意しながらマイナスドライバーをドアと錠前の間に差し込み、外しましょう。
新しいスマートキーを取り付ける
古い錠前を外したら、先ほどと反対の手順で新しいスマートキーを取り付けます。
引き戸の切欠き穴にスマートキーを差し込んで、ビスを回して固定します。
何度か開錠・施錠を繰り返し、問題なければスマートキーへの交換作業が完了です。
引き戸ごとリフォームする
二つ目は、引き戸ごとリフォームする方法です。
スマートキー付きの引き戸に丸ごと交換する
引き戸全体をスマートキー付きタイプに取り換えれば、デザインや機能など選べる幅が大きく広がります。
鍵が古い場合にはドアも同様に古くなっているので、玄関の印象を一新するためにも丸ごと交換するのがオススメです。
リフォーム費用が高額になるケースに注意
引き戸全体の交換作業は、費用が高額になったり、作業が数日かかったりする例もあるので注意しましょう。
作業を依頼する前に予算を立てておき、料金や期間などの見積もりを出してもらうと安心です。
玄関の引き戸にスマートキーを後付けする方法
鍵の開け方 | イメージ | 特徴 | 使う道具 |
---|---|---|---|
スマートキーを貼り付ける | 引き戸用のスマートキーを貼り付ける方法です。 | ・引き戸用スマートキー |
|
サムターンにかぶせる | すでにあるサムターンにスマートキーを貼り付ける方法です。 | ・貼付式スマートキー |
|
鍵とスマートキーをつける | 鍵とスマートキー両方を後付する方法です。 | ・サムターン錠 ・貼付式スマートキー ・ドリルなど |
より作業が簡単に済む、玄関の引き戸にスマートキーを後付けする方法を解説します。3種類の方法を紹介しますので、ご自身に合った方法を選んでください。
引き戸用のスマートキーを貼り付ける
最初に、引き戸用のスマートキーを貼り付ける方法です。
スマートキーの設置場所を決める
まずは、スマートキーの設置場所を決めます。引き戸の操作しやすい高さでドアノブにぶつからない場所を選びましょう。
また、傷やへこみがあるとスマートキーが外れる恐れがあるのでなるべく平らな場所に取り付けるのがオススメです。
設置したいスマートキーを用意する
次に設置するスマートキーをネットショップなどで購入します。
機能性・デザイン・価格の条件から希望に合った商品を選びましょう。
スマートキーの商品選びに迷ったらレスキューインフォがご相談を受け付けますので、お気軽にお電話ください。
スマートキーを貼り付ける
スマートキーが用意できたら、引き戸に貼り付けます。
綺麗な布で事前に貼り付け部分の汚れを落とすと、粘着力が長続きします。付属の説明書を参考に引き戸にスマートキーを貼り付け、きちんと動作したら作業は完了です。
既存のサムターンにスマートキーをかぶせる
次に、もともと引き戸に付いているサムターンにスマートキーをかぶせる方法です。
引き戸やサムターンの大きさを測る
まずは引き戸のサムターン(開錠・施錠を操作するつまみ)の以下の大きさを測定します。
・サムターンの大きさ
・ドア面を基準としたサムターンの高さ
・サムターン中心部からドア側面までの距離
貼付式のスマートキーを用意する
サムターンの大きさに対応しているスマートキーを用意します。ホームセンターや家電量販店・ネットショップで、予算や機能に満足いくスマートキーを探しましょう。
鍵選びに迷ったら、レスキューインフォのスタッフがすぐに急行しますのでご相談お待ちしています。
貼付部分の汚れを落とす
貼り付け作業の前に引き戸を綺麗にしておかないと、テープがはがれスマートキーが機能しなくなってしまいます。
あらかじめ、引き戸の貼り付け部分は綺麗な布やクリーナーで汚れを落としておきましょう。
スマートキーをテープで貼る
綺麗になったらスマートキーをテープで引き戸に貼り付けます。
サムターンに届く位置に固定し、サイズが合わない場合は付属のアタッチメントで調整しましょう。 貼り付け後は実際に操作し、使い方や操作性を確認しましょう。
鍵とスマートキーの両方を後付けする
引き戸にサムターン式の鍵が付いていない場合には、かぶせるタイプのスマートキー設置が不可能です。
その場合には新しくサムターン式の鍵を設置し、その上にスマートキーをかぶせるという方法もあります。
サムターン式の鍵を設置する
まずは、引き戸にサムターン式の鍵を設置します。
ドアに新しく穴を開ける作業は難しいので、ネジやテープで固定する面付錠がオススメです。 サムターン式、引き戸対応の2点を確認しましょう。
同じ手順でスマートキーを貼り付ける
サムターン式の鍵を設置したら、うえで紹介した手順でサムターンにかぶせるようにスマートキーを固定しましょう。
開錠確認、電池切れの時の対処法を確認したら作業は完了です。
玄関の引き戸にスマートキーを設置する時の注意点
ここまで、玄関の引き戸にスマートキーを設置するさまざまな方法を紹介しました。
最後に、設置作業時に陥りやすいトラブルと注意点を3点ご紹介します。
賃貸住宅の場合は管理人の許可が必要
まず、賃貸住宅でスマートキーを設置するなら管理人の許可が必要な点です。
管理人も賃貸住宅の鍵を保管していますが、無断でスマートキーを取り付けていると、災害などの緊急時に管理人が入れなくなります。トラブルを未然に防ぐためにも、スマートキーの設置前に管理人や管理会社へ必ず相談しましょう。
引き戸に合わないスマートキーは取り付けできない
二つ目に、形状が合わないスマートキーは設置できない点です。
サムターンが特殊な形だったり、引き戸に合わないスマートキーだったりすると、取り付けてもきちんと機能してくれません。一度購入した鍵は、不良品でない限り返品や交換ができないことも多いので、条件をしっかり確認することが肝心です。
電池切れやインロックのリスクに要注意
1~2年を目安にスマートキーを電池交換しないと、インロックなどのリスクがあります。
また、自動施錠になれていないと鍵を室内に置いたまま外出して閉じ込めてしまうこともあるので、万が一のトラブルが起こったらレスキューインフォにご相談ください。
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