鍵交換で防犯対策!強盗被害、闇バイト犯の玄関や窓からの侵入を防ぐ方法
全国で相次ぐ闇バイト事件から身を守るためには、強盗犯の犯行手段や侵入経路・ターゲットになりやすい家の特徴を知ることが防犯対策の第一歩です。
そこで、すぐにでもできる玄関・勝手口・窓の防犯対策を、鍵の専門家と一緒に学んでいきましょう。
この記事の概要
解説する内容
強盗、闇バイトへの防犯対策
手段
侵入防止、侵入後の撃退について
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強盗犯に狙われやすい家の4つの特徴
空き巣や強盗の犯行前には、実行犯が下見に訪れるケースもあります。下見の際には、次の4つの点をチェックして狙いを定めると言われています。
- 古い鍵を交換していない
- 補助錠のない扉や窓
- フェンスや植木がある
- 防犯カメラやライトがない
どうしてこの4つが危険なのか、今すぐできる対策と合わせて解説します。
古い鍵を交換していない
ディスクシリンダーキーなど古い鍵は、特殊工具があれば短時間で開くため空き巣や強盗に狙われやすいです。
目安として、設置から10年以上経った鍵は新しい鍵に交換しておくと安心です。
補助錠のない扉や窓
犯行現場を目撃されないように、強盗犯はなるべく短時間で鍵を開けようとします。
補助錠がない扉や窓はターゲットになりやすいので、簡単な鍵でも何も設置しないよりは防犯効果があります。
フェンスや植木がある庭
窓や玄関の近くにフェンスや植木があると、その裏に身を隠せるので、人目を避けたい犯人にとっては好都合です。
高すぎるフェンスや植木は移動して、通行人からも見通せる状態にしてください。
防犯カメラやライトがない
防犯カメラやライトがあるだけで、その家には防犯意識が高い住人が暮らしているという印象を与えます。
センサーで光るライトやワイヤレスで使えるカメラ、偽物のダミーカメラも犯行抑止につながるのでおすすめです。
強盗の侵入経路
昨今の強盗団や闇バイトによる侵入経路は窓・勝手口・玄関の3種類です。
どれか1か所だけでなく、すべての侵入経路の防犯性をしっかりと上げていきましょう。
侵入口 | イメージ | 詳細 |
---|---|---|
窓 |
空き巣犯の侵入経路の6割以上を占めるというデータもあるのが窓です。 掃き出し窓・小さい窓のどちらも防犯対策をしておきましょう。出かけるときに鍵をかけることはもちろん、割れにくい防犯ガラスに交換したり、補助錠を取り付けたりするのが大切です。 |
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勝手口 |
勝手口は玄関に比べると人目に付きにくいので、ターゲットにされやすい場所です。 ピッキングで鍵を開けられたり、採光窓を割ってサムターンを回したりと、強盗犯に狙われやすい経路なのです。 |
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玄関 |
勝手口や窓に比べると、人が通っても怪しまれにくい経路なのが玄関です。 その点を逆手に取って、犯人が堂々と玄関から侵入するケースも人通りあるエリアでは多く、防犯対策が欠かせません。 |
窓の強盗対策
窓には次のような強盗対策をしておくと防犯に効果的です。
- 強化ガラスに交換
- 補助錠の設置
- 防犯フィルムを貼る
- 目隠しを移動
- 防犯アラームを設置
それぞれの方法やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
強化ガラスの窓に交換する
割れやすい普通の窓ガラスは、耐久性が高くて破片が安全な強化ガラスに交換するのが理想です。
しかし、強化ガラスへの交換にはかなりの時間や費用がかかるため、断念する方も多いです。
窓に補助錠を取り付ける
窓やサッシの隙間に差し込む補助錠は、取り外しが簡単で手ごろな費用が人気です。
また、サッシに貼り付けるタイプの補助錠は、粘着テープだけで簡単に設置できます。
もう少し頑丈な補助錠が欲しいなら、オススメは窓のクレセント錠にかぶせる補助錠。
室内側から開けるにもキーが必要で、犯行を防ぐのにも効果があります。
窓に防犯フィルムを貼る
強化ガラスへの交換が難しいなら、窓に防犯フィルムを貼るのもオススメです。
ホームセンターで販売する防犯フィルムを窓全面に貼っておけば、外からの衝撃に強くなります。
目隠しになるものを移動する
犯人の隠れ場所になりそうな植木・フェンスは、少し離れた場所に移動しておきます。
窓が割れたらアラームの鳴る機械の導入
窓への衝撃や一定以上のすき間を検知し、アラームで危険を知らせる防犯グッズも人気です。
窓の外側から見える位置に機械を設置しておけば、犯行を未然に防ぐ効果もあります。
勝手口でできる強盗対策
防犯対策がおろそかになりがちな勝手口は、次のような対策がオススメです。
- 採風窓を強化ガラスに交換
- 採風窓に防犯フィルムを貼る
- 鍵交換
- 補助錠の設置
- 目隠しを移動
- 防犯カメラやライトを設置
強化ガラスの採風窓に交換する
勝手口の採風窓を、割れにくい強化ガラスに交換することができます。
しかし、ガラスの種類や大きさ次第では交換費用が高額になるので、ややハードルの高い防犯対策です。
採風窓に防犯フィルムを貼る
採風窓に防犯フィルムを貼ることも効果的です。
隙間なく全面にフィルムを貼り付ければ、外からハンマーや石で叩いても割れにくくなり、強化ガラスに交換するのと同じような効果があります。
防犯性の高い鍵に交換する
勝手口の鍵を防犯性の高いものに交換すれば、ピッキングやサムターン回しの手口を防げます。
鍵の交換方法は、次の項目で詳しく解説します。
補助錠を取り付ける
今の鍵に合わせて補助錠を取り付ければ、勝手口のドアを開ける時間が余計にかかるので、早く鍵を開けたい犯人を手間取らせられます。
自分でもできる補助錠の取り付け方法は、次の項目で解説します。
目隠しになるものを移動する
植木やフェンスは空き巣犯が身を隠すのにピッタリなので、勝手口から離れた場所に移動しておきましょう。
防犯カメラやライトを設置する
防犯カメラの映像があれば、犯行時間や犯人を特定する重要な証拠になります。
また、犯行抑止にもつながるセンサーライトやダミーカメラは、安いものなら100円ショップでも購入できます。
室内でできる強盗対策
強盗犯が住宅に侵入したケースを考えて、室内の防犯対策も徹底しましょう。
寝室に鍵をつける
強盗犯が家に入ってきた時、何よりも重要なのは自分の身の安全確保です。
寝室に鍵を付けておけば、いざという時に逃げ込めるので、犯人とバッタリ鉢合わせする恐れを減らせます。
ドア付近につっぱり棒を用意する
寝室やトイレなど鍵のある部屋に逃げ込めない場合のことを考えて、各部屋につっぱり棒を用意するのも有効です。
自分が逃げ込んだ部屋の内側でつっぱり棒を伸ばすと、窓やドアが開くのを防げます。
防犯ブザーや催涙スプレーを用意する
助けを呼ぶための防犯ブザーや、犯人と鉢合わせた時に使える催涙スプレーを用意することも一つの手です。
どちらも犯人を刺激する危険があるので、最終手段として準備しておき、慎重に使う必要があります。
通報できるように携帯は常に持っておく
携帯電話を持ち歩いていれば、すぐに警察へ通報できます。
室内にいるときも携帯の充電を切らさないように注意し、就寝時にも枕元に置いておきましょう。
玄関でできる強盗対策
玄関は次のような方法で強盗対策をしておきましょう。
- 防犯性の高い鍵に交換
- 補助錠の設置
- 玄関周辺の目隠しを移動
- 防犯カメラやライトを設置
防犯性の高い鍵に交換する
最新の鍵はかなり防犯性が高く、鍵屋さんでさえ開けるのに時間がかかる鍵が増えています。
ピッキングやこじ開けにも非常に強いので、鍵交換はセキュリティ対策として効果的です。
補助錠を取り付ける
鍵の交換と同様、補助鍵を取り付けることも強盗対策に効果があります。
複数の鍵があればそれだけ開けにくくなるので、犯行を諦める可能性が高まります。
目隠しになるものを移動する
玄関近くに植木やフェンスがある場合、外部からの目隠しとなって強盗犯には好都合かもしれません。
背の高い植木やフェンスは玄関の近くから移動して、通行人の視線があるようにしましょう。
防犯カメラやライトを設置する
玄関に防犯カメラを設置しておけば、強盗犯の姿を撮影できます。
人感ライトやダミーカメラは安く設置できるので、玄関の防犯対策にうってつけです。
防犯性の高い鍵に交換する方法
ここからは、強盗に耐性のある鍵に自分で交換する方法を解説します。
古いシリンダーの型番を調べる
まずは、今使っているドアのシリンダーの型番を確認してください。
シリンダーの型番は、ドア側面の金属板に次のようなアルファベットで表記されています。
型 | 設置方式 | 互換性のある型番 |
---|---|---|
LA型 |
彫込式 | LA、13LA、ALA、DA、DH、DV、LAF、LAG、LAMA、LASP、LV、PPA、WLA |
BH型 |
彫込式 | BH、BHSP、DZ、LD、LDL、LDSP |
SWLSP型 |
彫込式 | SWLSP、FE、FESP、GAA、LE、LE-**、LSP、LZSP、PESP、QDC-**、TE、TE-**、TESP、GAE、GAF |
PMK型 |
面付式 | PM75 |
RA型 |
面付式 | 82RA、85RA |
NDZ型 |
面付式 | NDZ |
PG型 |
プッシュプル式 | PG、DA、DAF、PGF |
PX型 |
プッシュプル式 | PX、GD、SK、TDD、PXG、PXK |
設置するシリンダーを購入する
上の表を参考にして、ホームセンターやネットショップで新しいシリンダーを購入します。
ドアのプレートとピンを外す
ドア側面のプレートは中央部分をネジで固定してあるので、プラスドライバーで回して外します。
プレート内部の細長いピンは、マイナスドライバーで先端をひっかけながら全て引き抜きます。
古いシリンダーを外す
ピンを引き抜くと古いシリンダーが自由に動くので、ドアの表面から指で引き抜きます。
新しいシリンダーを取り付ける
古いシリンダーを抜いた場所に、上下を注意して新しいシリンダーを差し込みます。
ドアのプレートとピンを元に戻す
ドア側面からピンを差し込んでシリンダーを固定し、プレートをネジとプラスドライバーで固定します。
問題なく開け閉めできるか確認して、鍵交換の完了です。
補助錠を設置して強盗対策
玄関や勝手口に補助錠を取り付ける方法は、主に3通りあります。
- 補助錠をドアに貼り付ける
- 補助錠をネジで固定する
- ドアに穴を開けて補助錠を埋め込む
ドアの素材によって設置方法が異なるので、どの方法で付けられるか確認してください。
①貼付式の補助錠で防犯対策
両面テープで補助錠を貼り付ける方法は、どんな素材のドアでも可能です。
テープをはがせば跡が残らないので、賃貸住宅の強盗対策にもオススメです。
補助錠の貼付位置を決める
まずは補助錠をどこに貼り付けるか考えます。
サムターン周辺に補助錠を近付けて、完成形をイメージしながら貼付位置を決めましょう。
貼付場所の汚れを落とす
ドアの汚れを家庭用クリーナーで落とし、表面の水分をふき取ります。
貼り付け場所が汚れていると、粘着テープの力が落ちて外れやすくなるためです。
粘着テープで補助錠を貼って押し付ける
ドアの汚れを家庭用クリーナーで落とし、表面の水分をふき取ります。
②ネジ固定式の補助錠で防犯対策
補助錠をネジで固定するタイプは、粘着テープより外れにくいので防犯対策に効果的です。
ドアに穴を開けるので、賃貸住宅で取り付ける場合には管理人の許可が必要です。
補助錠の設置場所を決める
まずは、補助錠の取り付け場所を決めます。
既存の鍵に干渉することなく、使いやすい位置を考えながら決めましょう。
ネジ穴の位置に印をつける
取り付け位置を決めたら、ネジ穴を開ける場所にペンで目印をつけておきます。
ドリルで穴を開ける
目印の場所に、ドリルを使って下穴を開けます。
穴を大きくしすぎるとネジが緩みやすくなるため、下穴は小さめにしておくのがコツです。
ネジで補助錠を固定する
下穴の位置に合わせて補助錠を壁に付け、ネジを回します。
ぐらつきがないように固定したら、施錠と開錠がスムーズにできるかを確認して設置完了です。
③ドアに埋め込む補助錠
補助錠ごとドアに埋め込むタイプは、外れる心配がなく高い防犯性が期待できますが、失敗するとドアごと交換する必要が生じます。
また、こちらもドアに穴を開けるため、賃貸住宅なら管理人の許可が必要です。
ドアの厚さを測って補助錠を選ぶ
まずは取り付けできる補助錠を選びます。
ドアに対して大きすぎる補助錠は埋め込めないので、あらかじめドアの厚さを測り、埋め込める大きさの補助錠を購入しましょう。
補助錠の設置場所を決める
次に、補助錠をどこに埋め込むかを決めます。すでに埋め込んである錠ケースの場所を考慮しつつ、使いやすい位置に補助錠を取り付けてください。
補助錠を埋め込む穴の印をつける
補助錠の埋め込み位置を決めたら、補助錠をドアに当てながら接地面をペンでなぞるようにして、ドアの表面と側面に印を付けます。
ドアに穴を開けるときの基準なので丁寧に印をつけましょう。
ホールソーでドアに穴を開ける
ドアに付けた印通りにホールソーで穴を開けます。
穴が大きいと錠ケースがグラつくため、最初は少し小さめに穴を開けて、徐々に大きくしていくのがポイントです。
補助錠をドアに埋め込む
ホールソーで開けた穴に補助錠を差し込みます。
引っかかる場所があればホールソーやノミで削り、微調整が必要ならヤスリを使います。
ビスで補助錠を固定する
穴に補助錠を差し込めたら、ビスとプラスドライバーで固定してプレートを取り付けたら完成です。
最後に鍵を開け閉めして、スムーズに施錠できるか確認してください。
まとめ
ここまで、強盗対策の方法や鍵交換・補助錠取り付けの手順を解説しました。
レスキューインフォでは、防犯対策の専門家が全国各地に急行しています。
鍵交換や補助錠設置はもちろんのこと、建物の強盗・闇バイト対策のご相談も承っておりますので、フリーダイヤルで24時間いつでもご相談ください。
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