2023/7/12 12:00

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ロッカーの鍵紛失時の解決方法やヘアピンでのピッキング方法をご紹介します

ロッカーの鍵紛失時の解決方法やヘアピンでのピッキング方法をご紹介します

美術館や博物館・コンサートホールなどの施設のエントランスホールには、必ずといっていいほどロッカーが設置されています。また、多くの方が往来する駅やスーパーマーケット・ショッピングモールにもロッカーが置かれていて、大きな荷物を一時的に預けられるのが便利です。

その他、公衆浴場の更衣室・飲食店の下駄箱・オフィスなどにも、大小さまざまなロッカーが設けられています。日常生活と切り離せないアイテムだからこそ、全国各地でロッカーの鍵のトラブルが多発中。本ページでは、そんなロッカーの鍵の開け方について網羅的にご紹介します。

ロッカーの鍵が開かない時のトラブル別の解決方法

「ロッカーの鍵が開かない!」というトラブルの原因はさまざまですが、おおむね以下の3つの原因に集約されます。それぞれの解決方法について紹介します。

鍵を紛失・忘れてしまった

ロッカーの鍵が開かない原因として最も多いのが、鍵の置き忘れなどによる紛失です。

この場合、まずは交番に出向くか、オンラインで「遺失届」を提出しましょう。鍵を紛失した場所や時間のほか、鍵の見た目の特徴・あなたの連絡先などを記入します。運が良ければ鍵が届いているか、数日後に発見されたと連絡があるかもしれません。

残念ながら鍵が見付からなそうな場合には、他の開錠方法について検討する必要があります。ロッカーの管理者やメーカー・出張鍵屋に相談して対応してもらうほか、自力で鍵をピッキングする・ロッカーの鍵や扉を破壊するなどの方法が挙げられます。

鍵が壊れてしまった

鍵が壊れてしまった

「鍵は手元にあるけれど、根元から曲がってしまった・・・」「鍵穴にゴミが詰まって、鍵を差し込めない!」など、鍵や鍵穴の破損もトラブルとして考えられます。

このような事態の際には、鍵穴や鍵をメンテナンスして開けられることがあります。しかし、ロッカーの鍵は住宅の鍵より小さいタイプが多く、特殊な工具がないとメンテナンス作業は難しいことも。自力での解決が難しそうな場合には、こちらも管理者や鍵屋に相談するのが賢明です。

中に入れた物が引っかかっている

ロッカーの中に多くの荷物を詰め込むと、扉の錠前部分に荷物が引っかかってしまい、鍵が開かなくなる恐れがあります。扉部分に隙間がある簡易的なロッカーの場合には、棒などを差し込んで荷物を押し込むことで、鍵を開けられることがあります。

扉に隙間のないロッカーの場合、引っかかった荷物を動かすことは困難です。管理人や鍵屋に相談し、ロッカーの鍵・扉を破壊するか、それ以外の対処法を検討することになります。

ロッカーの鍵紛失時や破損時などに鍵を開ける方法

では、ロッカーの鍵を失くしてしまったり、壊してしまったりした時には、どのようにして鍵を開ければよいでしょうか?具体的な鍵開けの方法について、ここからご紹介していきます。

①管理者の緊急連絡先に連絡して、対応してもらう

管理者の緊急連絡先に連絡して、対応してもらう

まず考えられるのは、鍵を紛失・破損した旨をロッカーの管理人に連絡することです。公共施設に設置されているロッカーであれば、その施設の管理所や受付に相談しましょう。また、駅や町中にあるコインロッカーなら、管理会社の連絡先がどこかに記載されている場合があります。

多くの場合で、管理人の方はマスターキーや特殊な開錠ツールを所持しています。これらの道具を使ってもらえば、すぐに鍵を開けることができます。しかし、そもそもの鍵が壊れていたり、深夜・早朝などで対応時間外だったりする場合には、他の解決方法を検討しなければなりません。

②マスターキーを使って開ける

個別の鍵が手元になくても、マスターキーがあればロッカーを開錠できます。複数の鍵を一括して開け閉めできるマスターキーを使えば「荷物を取り出す」という、とりあえずの目的を果たすことが可能です。

マスターキーを使用したとしても、鍵を紛失してしまった場合には鍵交換をしたり、壊れている場合には修理・メンテナンスを済ませたりする必要があります。

③ロッカーの鍵をメンテナンスして開ける

ロッカーの鍵をメンテナンスして開ける

ロッカーの鍵には、玄関などの鍵と比べると小さいタイプが採用されています。そのため、鍵のわずかな折れや曲がり・鍵穴の詰まりによって鍵が抜き差しできなくなるリスクがあります。

掃除機やエアダスターで鍵穴のホコリを除去したり、乾いた布で鍵表面に付着した汚れを拭き取ったりするだけで、鍵を差し込めるようになる場合があります。ほんの些細なメンテナンス作業で鍵が使えるケースもあるので、調子が悪い時には試してみる価値があります。

④鍵穴をピッキングして開ける

ロッカーの鍵を開ける方法として「ピッキング」も挙げられます。鍵穴に細長い金具を差し込み、内部のピンを操作することで開錠する方法です。

鍵を紛失した場合でも、手元にある道具で開錠できるのがピッキングのメリットです。一方、うまく鍵を開けるためには技術や知識が必要なほか、失敗すると鍵を壊すリスクが伴います。具体的なピッキング方法については、後述する「ロッカーの鍵をヘアピンでピッキングする方法とは?」の項を参考にしてください。

⑤鍵・ロッカーを破壊して開ける

⑤鍵・ロッカーを破壊して開ける

ここまで紹介した方法でも鍵が開けられない時には、ロッカーの鍵を破壊する手段も検討する必要があります。特に、一刻も早く荷物を取り出す必要があるときなど、背に腹は代えられない状況の時には、ロッカーの鍵やロッカー本体を破壊することも必要となるでしょう。

当然ながら、ロッカーを壊すと修理費用が請求されます。故意に無断で破壊することは器物損壊にあたるほか、破壊したことで、本来だったらロッカーが使えたはずの時間分の費用も請求されます。どのような状況であっても、ロッカーを壊すことでトラブルを引き起こす可能性が高いため、必ず管理者に連絡してから作業を開始しましょう。

⑥メーカーに鍵の作成を依頼する

⑥メーカーに鍵の作成を依頼する

ロッカーを製造しているメーカーに相談すれば、鍵の作成を依頼することも可能です。新しい鍵を作ってもらえるので、鍵を失くしたり、先端が欠けたりしてしまったときにオススメです。

ロッカーの鍵の悪用を防ぐために、管理者以外の方から依頼があっても受け付けてもらえない場合があります。また、鍵の完成までには数日から数週間程度かかることがあるので、急いでいる場合には他の対処法がオススメです。

⑦鍵屋さんにロッカーの鍵開けを依頼する

出張鍵屋に相談し、ロッカーの鍵開けに来てもらうという手段も考えられます。鍵屋のスタッフは現場に駆け付けてくれるので、時間がないときの対処法としてもオススメです。また、合わせて鍵の作成・メンテナンスなども一括で相談できるので、鍵開け以外に困っていることも相談するとよいでしょう。

ロッカーの鍵をヘアピンでピッキングする方法とは?

ここまで、複数の鍵開けの方法をご紹介しました。ここからは、その中で紹介した「ピッキング」について、より詳しくご案内します。

【注意】管理者に無断でピッキングするとトラブルになる

ロッカーを開ける時には正規の鍵を使うか、管理人などが持っているマスターキーを使用することを前提に作られています。ピッキングすることで鍵が開けられる場合もありますが、破損や故障につながる可能性も非常に高いので注意しましょう。

また、ピッキングしている様子を見かけた人に通報されたり、警察官に事情を聴取されたりと、トラブルになるリスクが高いです。鍵を紛失したことを管理者へ告げず、勝手にピッキングで開けようとすると、思わぬ事態につながる可能性が高くなるので、あらかじめ管理者に鍵を紛失した旨・ピッキングで開けたい旨を連絡し、許可を得ることが鉄則です。

用意するのは、針金や安全ピンなど先の細いもの2つ

用意するのは、針金や安全ピンなど先の細いもの2つ

鍵穴内部にはピンと呼ばれる複数の部品がありますが、正しい鍵を挿入することで、このピンのそれぞれが適切な深さに押し下げられます。

「ピッキング」とは、この鍵穴内部のピンをうまく操作して開錠することです。ピンを操作する作業には、写真のような「ピック」や「テンションレンチ」と呼ばれる道具を使いますが、これは細長い金具でも代用することができます。針金や安全ピン・ヘアピンなどを加工して、鍵穴に差し込めるようにしておきます。

1本でテンションを掛けながら、もう1本で内部のピンを操作する

1本でテンションを掛けながら、もう1本で内部のピンを操作する

まず、1本の金具を鍵穴に差し込み、内部のピンを押し下げます。適切な深さに押し下げることができたら、わずかに「カチッ」という手応えがあります。

次のピンでも、同様の操作を行います。ピンの深さが戻らないように、もう1本の金具で適度に押し続けなければならないため、根気よく取り組む必要があります。紛失した鍵の形状がイメージできれば、その形のようにピンを押し下げていくことがポイントです。

全てのピンを適切な深さに押し下げることができたら、ロッカーを開錠することができるようになります。

ピッキングに失敗すると、鍵交換で更に費用が高くなる恐れがある

ピッキングには高い技術や経験が求められ、プロでも数分から数十分の時間を要することがほとんどです。初心者でもコツを掴めば簡単ですが、はじめは上手くいかない方が多いようです。

また、針金やヘアピンなどの金具が鍵穴の内部で折れてしまうと、取り出せなくなってしまうリスクもあります。最悪の場合には鍵交換が必要となり、本来必要だった作業だけでは解決できなくなるケースも考えられるため、その点を理解した上でピッキングに臨む必要があります。

学校や会社のロッカーの鍵紛失を解決した後に行うこと

ここまで、ピッキングの方法についてご紹介してきました。学校や会社においても「ロッカーの鍵を紛失してしまった・・・」という事態が起こりますが、鍵紛失を解決した後はどのように処理すればよいでしょうか?

報告と謝罪をしにいく

報告と謝罪をしにいく

無事に鍵を開けることができたら、まずはサポートしてくれた人に報告します。学校であれば先生や用務員の方に、会社であれば上司・備品管理を担当する部署の方に報告しましょう。

また、ロッカーの鍵を紛失したことで迷惑を掛けた人や、時間を取って解決に動いてくれた人がいたら、謝罪や感謝の念を伝えましょう。

鍵交換や鍵作成の費用を聞く

鍵が使えなくなってしまった場合には、交換する費用について確認しましょう。鍵だけ新しいものに取り換えるか、ロッカーごと新調するという手も考えられます。また、紛失した鍵を新しく作成する必要があるなら、その費用を確認します。鍵屋に見積もってもらわないと分からないようであれば、後日その金額を伝えてもらう必要があります。

鍵を壊したり紛失したりした人が、鍵交換・作成に掛かる費用を負担するのが原則です。なお、例外的に学校や会社が負担してくれる場合もありますが、基本的には鍵を壊したり紛失したりした人が、誠意を持って対応するのが大切です。

再度紛失しないように対策を講じる

再度紛失しないように対策を講じる

鍵の紛失・破損のトラブルが今後再び起こらないように、対策について考えることも重要です。鍵を失くしてしまったのであれば、以下のような対策が考えられます。

  • 鍵の管理場所を1つに定め、使う人に周知する
  • 鍵を持ち出した人の名前を毎回メモし、最後に使った人や時間の記録を残す
  • 音の鳴るキーホルダーを鍵に取り付ける

また、鍵の破損についても同様です。この場合には、以下のような対策があるでしょう。

  • 鍵をキーケースに入れて保管する
  • 劣化している鍵は、壊れる前に新しい鍵に交換する
  • 壊れた時のことを想定し、スペアキーを用意しておく

どんな鍵でも、いつか壊れたり失くしたりするリスクがあるのは同じです。いずれの対策も「もしも」の事態に備えて、再発防止を意識しながら考えることが大切です。

ロッカーの鍵開けでよくある質問

最後に、ロッカーの鍵開けについて多く寄せられる質問をご紹介します。

ロッカーの鍵が壊れたら誰の責任ですか?

ロッカーの鍵を壊してしまった場合、基本的には鍵を壊した人の責任となります。

しかし、鍵がほとんど壊れそうになるまで劣化している場合には、その事情を踏まえて責任が軽いと判断されることもあります。また、小さな子どもが鍵を壊してしまった場合、子どもの保護者が代わりに責任を取ることもあります。

ロッカーの鍵を忘れないようにする方法は?

鍵の置き忘れを防ぐためには、カバンやポーチ・ポケットなどに収納して鍵を持ち運ぶことがオススメです。

また、電車やタクシーを降りる時・飲食店や手洗い場から出る時など、移動時には忘れ物がないかを確認することも大切です。

ロッカーの鍵紛失時の鍵開けもレスキューインフォにお任せ下さい

ロッカーの鍵を紛失してしまった時には、鍵の専門家であるレスキューインフォにご相談ください。

開錠作業はもちろんのこと、ロッカーのメンテナンスや点検・合鍵の作成作業など、鍵にまつわる作業なら幅広く承っております。ご相談は24時間いつでも、フリーダイヤルでお待ちしています!

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