トヨタのスマートキーの電池交換方法や紛失時の対処法を解説
今回はトヨタのスマートキーの様々なことについて解説します。
使い方や機能、電池切れ時の対処法、紛失時の対処法、スペアの作り方など多くの方が気になっていることを解説していますので、当てはまるものを見てみてください。
目次
トヨタのスマートキーの主な機能と使い方
まずはスマートキーの主な機能と使い方について解説します。
ロックの施錠・解錠
車のドアのロックを施錠・解錠することができます。スマートキーに付いているリモコンを押して操作することもできますし、スマートキーに付いている鍵で操作することも可能です。
また、鍵をポケットなどに入れたままドアノブに手をかけると解錠、ドアノブに手を触れると施錠してくれます。車種や年式によってドアノブ近くにあるボタンを押して操作することもあります。
エンジンのON・OFF
スマートキーが近くにあれば、鍵をささなくてもエンジンのON・OFFが可能です。シフトがPに入っている状態で、ブレーキを踏んだままエンジンボタンを押すとエンジンが始動・停止します。
鍵を取り出す必要がないので、煩わしさや鍵のさしっぱなしなどを防ぐことも可能です。
節電モード
スマートキーから発信される電波を止め、電池の消耗を抑えるモードです。電波が止まるので、リレーアタックなどの盗難を防ぐこともできます。
1スマートキーの施錠ボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押します。
2インジケータ(右上にあるライト)が4回点滅したら、節電モードになります。
3解除する時は、解錠・施錠いずれかのボタンを押してください。
トヨタのスマートキーの電池切れ時の対処法
トヨタのスマートキーの電池が切れた時に、エンジンをかける方法や電池の交換方法を解説します。
トヨタのスマートキーの電池切れのサイン
トヨタのスマートキーの電池切れのサインは3つあります。
1つ目はスマートキーの赤いランプです。このランプがしっかりと点灯していれば電池がある、弱々しい場合は電池が切れそう、点灯しなければ電池切れになります。
2つ目は電波の強さです。スマートキーのボタンを押した時に反応する距離が近くなってきたら電池が無くなってきている証拠となります。
3つ目はカーナビやメーター部分の表示です。電池が少なくなっているとメッセージとして表示されます。
トヨタのスマートキーが電池切れの状態からエンジンをかける方法
電池が切れたり、電波の調子が悪かったりした場合はいつもと違った方法でエンジンをかけることになります。
1スマートキーに付いている鍵を外して、ドアのロックを解除します。
2ブレーキペダルを踏んだ状態で、スマートキーのロゴが付いている面をエンジンボタンにかざします。そうすると「ピッ」という音が鳴ります。
3再度ブレーキペダルを踏み込みます。踏み込んだ状態でエンジンボタンを押すとエンジンが始動します。「ピッ」と鳴ってから10秒以内にボタンを押すようにしてください。
ダイハツが製造しているパッソやルーミーなども同じ方法でエンジンが始動します。
トヨタのスマートキーの電池交換方法
トヨタのスマートキーの電池交換方法を解説します。車種や年式によってスマートキーは違いますが、交換方法はほとんど同じです。
1鍵の近くやスマートキーの側面にあるボタンを押したり、スライドさせたりしながら鍵を抜きます。
2鍵がささっていた場所の近くに、スマートキーを半分に開けることのできる溝があるので、そこに鍵やマイナスドライバー入れて開けます。
3電池が出現するので交換し、元に戻したら作業完了です。
OEM車のスマートキー交換方法
ルーミーやパッソなどダイハツが製造している車種の場合の電池交換方法を解説します。長方形で下の部分が弧になっている鍵です。
1ロゴのある面にボタンがあるので、スライドさせながら鍵を抜きます。
2鍵の近くにスマートキーを半分に開けることのできる溝があるので、マイナスドライバーを差し込んで開けます。
3電池を交換して元に戻したら作業完了です。
トヨタのスマートキーに使われている電池の種類
トヨタのスマートキーに使われているのは『CR2032』という電池式のボタンです。OEM車でもCR2032が使われています。
ただ、車種と年式によっては『CR1632』が使われていることもあるので、実際に使われている電池の種類は何なのか確認して、ボタン式電池を購入しましょう。
トヨタのスマートキーを紛失した時の対処法
トヨタのスマートキーを紛失してしまった時の対処法を解説します。
どこで鍵を作ればよいのか、すぐに解決できる方法はあるのかどうか確認してみてください。
トヨタのスマートキーを探す
スマートキーを紛失したと思ったら、身の回りやカバンや荷物の中、シートや車の下などを隈なく探してください。意外と鍵が見つかることが多いです。
身の回りに無い場合は、歩いてきた道を戻ったり、立ち寄ったお店に連絡したりしてください。
どうしても見つからない場合は交番へ行き、落とし物として届いていないか確認。無ければ遺失届を提出しておきましょう。
トヨタのスマートキーのスペアを使う
鍵が見つからない場合はスペアキーを使って、トラブルを一旦解決しましょう。家へ取りに行ける距離ならタクシーなどを使う、誰かいるなら持ってきてもらうなどしてください。
スペアキーが無かったり、取りに行けなかったりする場合は鍵を作る必要があります。依頼する業者によって作成にかかる料金や納期が異なりますので、詳しくはこの後紹介する業者を確認してみてください。
車を運んでディーラーで作る
ディーラーなら、スマートキーが手元に1本も無い状態から作成することができます。トヨタのディーラーであれば、基本的に全国でスマートキーを作成してくれるので、旅行先などでも対応可能です。
車をディーラーに持ち込んで、鍵開けから作成までを行ってもらうことになります。レッカーや鍵開けの方法はディーラーによって異なりますが、JAFなどのロードサービスを使うのが良いです。
スマートキーが手に入るまでに1~2週間ほどの時間がかかるので、すぐに鍵が必要な方は鍵屋さんに依頼しましょう。
トヨタのディーラーでスマートキーを作成するのに必要なもの
ディーラーでスマートキーを作成する時に必要なものは、
- 車検証
- 身分証明書
- 車の所有者との関係が分かる書類
- キーナンバー
です。
車検証と身分証明書は必須、依頼者と所有者が異なる場合は所有者との関係が分かる書類が必要となります。
キーナンバーがあると作成がスムーズになりますが、無くても追加料金を払えば作成可能です。
鍵屋さんにその場でスマートキーを作ってもらう
鍵屋さんならその場で鍵を作成してくれるので、その日の内に運転することができます。出張対応を行っているので、レッカーなどによる移動の必要はありません。
ただ、鍵屋さんによってイモビライザー対応ができる車種や年式が異なります。様々な鍵屋さんに電話をして、対応しているかどうか確認しましょう。
鍵屋さんに依頼する際に必要なものは、車検証と身分証明書です。
トヨタのスマートキーを作成するのにかかる価格
トヨタのスマートキーを作成するのにかかる料金は、鍵屋さんに頼むと数万円かかります。
ディーラーの場合、車に搭載されたコンピュータごと交換する可能性もあり、そうなると十万円を超えることもあります。
トヨタのスマートキーの合鍵を作成する方法
スマートキーを紛失したり、使う人が増えたりするとスペアキーが必要になりますよね。
ここではトヨタのスマートキーのスペアを作成する方法について解説します。
トヨタのディーラーにスマートキーの作成を頼む
トヨタのディーラーでスマートキーのスペアが作成可能です。ディーラーでスペアキーを作成する旨を伝えて見積もりをもらい、料金を先払いして完成を待ちます。完成までにかかる時間は1~2週間ほどです。
ディーラーに行く際は、
- キーナンバー
- 車検証
- 身分証明書
- 車の所有者との関係が分かる書類
が必要なので、用意しましょう。
キーナンバーは最初にスマートキーをもらった時に付いている金属プレートに刻印されています。無い場合は追加料金が発生します。
鍵屋さんにスマートキー作成を頼む
鍵屋さんでもスマートキーのスペアを作成することができます。在庫があれば、その日の内に作成することができるので、すぐにスペアが欲しい方におすすめです。
ただ、鍵屋さんによってイモビライザー登録ができなかったり、スマートキーの扱いが無かったりするので、依頼前に対応しているかどうか電話などで確認しましょう。
鍵屋さんには、
- 元となる鍵
- 車検証
- 身分証明書
- 所有者との関係が分かる書類(必要なら)
を持っていってください。
スマートキーの初期化は可能?
中古のスマートキーを購入して違う車に登録するというスマートキーの作成方法があります。その際、古いスマートキーの情報を初期化しなくてはいけません。
トヨタのディーラーでは初期化を断られることが多いです。マシンや技術の用意がなく、故障などのトラブルを避けるためだと思われます。
初期化する技術や機械を持っている鍵屋さんなら、中古のスマートキーの初期化から新しい車の情報の登録まで可能です。できるかどうかは鍵屋さんに問い合わせてみましょう。
スマートキーのスペアを作るのにかかる価格
スマートキーのスペア作成の価格は、20,000~40,000円くらいになることが多いです。スマートキー本体の料金が高いので、鍵屋さんに頼んでもディーラーに頼んでも同じような値段になります。
中古のスマートキーをインターネットで安く購入することもできますが、車種や年式を正しく把握し、初期化できる業者に依頼しなくてはいけないという手間がかかります。