タキゲンの鍵やトラブル解決方法について解説
産業用の金物を扱うタキゲン。ロボットや半導体製造装置などに関連した部品を取り扱っている他、配電盤や自動販売機などで使われる鍵も製造・販売しています。
今回はタキゲンの鍵の種類やトラブル解決方法について解説しますので、ぜひ解決に役立ててください。
目次
タキゲンの鍵の種類
まずはタキゲンの鍵の種類からご紹介します。
No.0200
タキゲンの鍵が広く普及したのはNo.0200の功績が要因です。
高度経済成長期に配電盤や制御盤にタキゲンのハンドルが採用されました。そこに組み込まれていた鍵がNo.0200であったので、鍵も一緒に普及したということです。
No.0200は『同一キー』を採用しており、鍵があればどこのシリンダーでも開けられるのが魅力でした。メンテナンスの際に毎回鍵を取り行く必要がないので、非常に重宝されました。
TAK55
No.200のセキュリティを強化したのがTAKシリーズです。TAK55はギザギザした鍵で、防塵シャッターが付いています。
また、No.200のシリンダーであっても、TAK50を持っていれば鍵を開けることも可能です。反対にTAK50のシリンダーをNo.200やその代替品で開けることはできません。
TAK60
TAK60はサイドバー式ディンプルローターを採用したハイセキュリティの鍵です。タキゲン標準同番を採用しているので、1つの鍵で複数の鍵を開けることができます。
さらに、雨やほこりを防ぐことのできる防塵シャッター付きリバーシブルキーも採用しているため、鍵穴内が汚れにくく、長持ちしやすいです。
TAK70
TAK70は防塵シャッター付きダブルディスクローターを採用した鍵です。タキゲン標準鍵違いとなっているので、それぞれの箇所を開けるには、それぞれの鍵が必要になります。
TAK70は防塵シャッター付きダブルディスクローターを採用した鍵です。タキゲン標準鍵違いとなっているので、それぞれの箇所を開けるには、それぞれの鍵が必要になります。
TAK80
TAK80はピンタンブラー構造のディンプルキーで、理論鍵違い数は118,000通りです。
専用止め番号、指定番号、マスターキープラン、逆マスターキープランなど、様々な鍵の運用方法に対応してくれます。
入口などの鍵は全社員が開けられるようにして、配電盤などはそれぞれの鍵でしか開かないように、工場長だけがどこでも開けられるようにしたいなどの要望があればTAK80で叶えることができるでしょう。
導入する場合はタキゲンにキープランを相談する必要があります。
タキゲンの鍵が開かない時の対処法
タキゲンの鍵が回らない原因は、
- 鍵の摩耗
- 鍵穴にゴミが溜まっている
という2つが考えられます。
鍵が摩耗している
長年鍵を使っていると摩耗して鍵穴と合わなくなります。回らなくなった場合はスペアキーを使ってみましょう。回った場合は鍵が摩耗しているので、合鍵の発注を行ってください。
スペアキーでも回らなかった場合は鍵穴が摩耗している可能性があります。その場合は鍵交換を行わなくてはいけません。
鍵穴にゴミが溜まっている
鍵穴に埃や砂などが入ってしまい、鍵が回らなくなっているかもしれません。その場合は鍵穴のゴミを除去して、潤滑剤を使って解決しましょう。
掃除機や自転車の空気入れを使って、鍵穴のゴミを取り除きます。その後、『C-988ドライパワーグリーン』などの鍵穴に使える潤滑剤を0.5秒ほど注入してみてください。
鍵を抜き差しして回るかどうか確認し、回ったら解決です。回らなかった場合は鍵の交換が必要となります。
タキゲンの合鍵を手に入れる方法
タキゲンの合鍵を手に入れる方法は
- メーカーに発注する
- 鍵屋さんにその場で削ってもらう
の2つです。
メーカーに発注する
タキゲンのホームページから合鍵を発注することができます。共通キーの場合はそのまま購入、専用キーの場合は写真などの情報が必要です。
メーカーに在庫が無い場合は製作しなくてはいけないので、納期が長引いてしまいます。
また、タキゲンの鍵でも契約内容の問題から、メーカーで合鍵を作れない場合もあります。その場合は、鍵屋さんなどに依頼をしましょう。
鍵屋さんにその場で削ってもらう
すぐに合鍵を手に入れたい方は鍵屋さんにその場で削ってもらいましょう。元の鍵を持っていけば、その場で削ってもらえます。鍵屋さんによっては、曲がっているなど壊れた鍵からでも作成してくれるかもしれません。
技術や機械が必要になるので、メーカーで発注するよりも高くなる可能性があります。ただ、送料や時間を考慮すると鍵屋さんの方が安いのかもしれません。