イモビライザーとはどんな機能?仕組み・メリットや紛失した時の対処法を解説
自動車の鍵に搭載されているイモビライザーの機能やメリットを解説
イモビライザーとはどのような機械で、どのような仕組みなのか理解している方は少数かもしれません。そこで本ページでは、自動車の鍵に欠かせないイモビライザーキーのメリット・デメリットや紛失した時の対処法について紹介します。車の鍵を失くしたとお困りの方も、ベストな対応が分かるでしょう。
この記事の概要
鍵について解説
イモビライザーについて
場所
乗り物
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イモビライザーとはどういう意味?
イモビライザーとは、そもそもどういう意味なのでしょうか?
車の防犯装置の一種であるイモビライザー
イモビライザーとは自動車盗難防止システムの一種です。そしてこのシステムを搭載している鍵をイモビライザーキーといいます。
本物の鍵がない限り、自動車をその場から動かすことはできません。
イモビライザー搭載車は車体とキーのIDが一致しないとエンジンがスタートしない
本物の鍵とそれ以外の鍵は、鍵から出るID情報を車体が感知することで区別しています。車体と鍵にセットでIDが振り分けられているため、間違った鍵ではエンジンをかけることが出来ません。
イモビライザーシステムのIDは暗号化されていて簡単には読み取れないため、自動車窃盗の防止に大きく貢献しています。
欧米諸国では車へのイモビライザーの装着義務化が進んでいる
自動車窃盗の対策として有効なイモビライザーは、ヨーロッパのEU圏内やオーストラリアで装着が義務化されています。イモビライザーを導入することで自動車窃盗は半減しました。
日本でもイモビライザー搭載車は増加していて国内外問わずイモビライザーの普及はさらに進むと思われます。
イモビライザーの機能と仕組み
ここまで、イモビライザーの基礎的な知識をご紹介しました。
イモビライザーにはIDが振り分けられていることをお伝えしましたが、その点についてより具体的に解説します。
①車体のイモビライザーコンピュータが固有IDを持っている
イモビライザーシステムを搭載した自動車の車体には、イモビライザーコンピュータやイモビライザーコントロールユニットというシステムがあります。このシステムは自動車ごとに異なるIDを振り分けられ、暗号化されているため読み取りはほとんど不可能です。
②鍵の電子部品(トランスポンダ)にも固有IDがある
イモビライザーシステムを搭載している鍵にも固有のIDがあります。このIDは鍵の中のトランスポンダという電子部品に内蔵され、暗号化されています。
③お互いのイモビライザーID情報が一致した場合にのみエンジンが始動する
鍵が車体に近づくとトランスポンダから出る微弱なID情報を車体が感知し、一致すればエンジンがかけられます。IDパターンは数百万通りあり、暗号化されているため自動車窃盗の対策として高い効果を上げています。
イモビライザーキーに似ている鍵との違い
イモビライザーと比較されやすい鍵に、リモコンキーやスマートキーが挙げられます。
この3つは見た目も機能もよく似ていますが、厳密には異なる意味を表しているため、その違いについて解説します。
イモビライザーキーとリモコンキーの違い
リモコンキーはワイヤレスキーとも呼ばれる鍵で、ボタンを押すとドアを開け閉めできます。イモビライザーキーと異なるのはエンジン始動時に鍵穴に鍵を差し込む必要がある事です。スマートキーやイモビライザーキーが増えて、現在減少傾向にあります。
イモビライザーキーとスマートキーの違い
スマートキーをもってドアレバーを引くだけで、ドアの開錠が出来るという画期的なアイテム。また、鍵を差し込む必要がありません。なお、多くのスマートキーにはイモビライザー機能が搭載され、呼び方もインテリジェントキーやアドバンスキーと様々です。
イモビライザーキーのメリット
ここまで、イモビライザーの機能や似ている鍵との違いについて解説しました。イモビライザーのメリットをまとめると、次のようになります。
イモビライザーは自動車の盗難防止に効果がある
イモビライザーキー最大のメリットは、盗難防止効果です。同じ形の鍵を作ってもエンジンはかけられないため、ピッキングや破壊開錠などでは自動車は盗めません。
イモビライザー搭載車は自動車保険が割引される
イモビライザーのもう一つのメリットが、保険料の割引です。多くの保険会社はイモビライザー搭載の自動車が盗難に遭うリスクが低いことから保険料を優遇するサービスがあります。
イモビライザーキーのデメリット
メリットが多いイモビライザーキー。ではその反対に、デメリットにはどんなことが挙げられるでしょうか?
イモビライザーキーを紛失したときの解決が面倒
イモビライザーキーは防犯性が高いため、紛失時の対応が面倒。通常の鍵は鍵穴から同じ形の鍵を作れば十分ですが、イモビライザーキーはID登録などに専用機器が必要になります。イモビライザーシステムに詳しいスタッフがいないと、開錠やエンジン始動は不可能です。
イモビライザーキーを紛失した時の対処法とは?
多くのメリットがあるイモビライザーキーは、ドライバーにとって欠かせないアイテム。だからこそ「鍵を落とした!」というトラブルは一大事です。そこで最後に、鍵の紛失時の対処法をご紹介します。
イモビライザーキーを紛失したら出張鍵屋に相談する
イモビライザーキーを紛失した際は、出張鍵屋に相談するのはオススメです。車を動かす必要はありません。以下に、メリット・デメリットをご紹介します。
メリット:短時間でイモビライザーキーを完成させてもらえる
自動車メーカーに依頼すると完成や到着までに数週間程かかるケースもあります。しかし、出張鍵屋なら今すぐ鍵を作成することが出来るため短時間で済みます。
デメリット:イモビライザーキーに対応できない鍵屋もある
イモビライザーキーに対応していない鍵屋があります。特殊な知識が求められるイモビライザーシステムは日々進化しているため、最新車種は断られるケースもあります。依頼前に車種、年式を伝えて対応可能か確認しましょう。
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