2024/2/8 12:00

鍵にはどんな種類がある?鍵の特性やメリット・設置費用を解説します

鍵の種類の違いとは?機能と防犯性・設置にかかる費用をプロが解説

バラエティ豊富な「鍵」の種類・メリットをひとつずつご紹介します

鍵には、たくさんの種類があることをご存じでしょうか?本ページでは鍵の特徴を種類別にご紹介します。鍵が取り付けられている場所や機能・設置するメリット・費用を解説していきます。身の回りにある鍵の役割を学んでいきましょう。

この記事の概要

鍵について解説

色々な鍵の違いが分かる

場所

家、乗り物、商業施設、その他

時間の目安 費用の目安

シリンダーの主な種類

シリンダーの説明と種類

「シリンダー」は、施錠・開錠を行う円筒形の部分のことです。

ここに鍵が差し込まれるため「鍵穴」と解釈しても大差ありません。シリンダーにもいくつかの種類があるので、ここではその代表的なアイテムをご紹介します。

ピンシリンダー

ピンシリンダーの特徴

まずはピンシリンダーです。この鍵は、鍵山の左右片側にギザギザの加工があり、鍵穴のピンを押し込むことで開錠する仕組みです。

比較的安価で購入できますが、防犯性が低くなりがちなので玄関錠なら安全な鍵に取り換えましょう。

ディスクシリンダー

ディスクシリンダーの特徴

次にディスクシリンダーです。この鍵は、鍵山が左右両方にある、2000年代まで多くの玄関に採用されていました。

しかし、空き巣のピッキング技術が向上したため安全性は低下。2010年には生産を停止しました。

ロータリーディスクシリンダー

ロータリーディスクシリンダーの特徴

ディスクシリンダーを改良したのが、ロータリーディスクシリンダーです。シリンダー内部にロッキングバーという機構が搭載されたため、ピッキングを不可能にしました。

ロータリーディスクシリンダーへ交換をご希望ならレスキューインフォが24時間サポートします。

ディンプルシリンダー

ディンプルシリンダーの特徴

ピッキング耐性のある鍵として有名なディンプルシリンダーは鍵の表面に丸い凹みがあります。複雑な構造からピッキングでの開錠はほぼ不可能です。

安全性の高いディンプルシリンダーへの交換はレスキューインフォまでいつでもご相談ください。

玄関や勝手口の鍵

玄関や勝手口の鍵の種類

ここからは、玄関や勝手口でよく見かける鍵をご紹介します。普段何気なく使っている鍵にも名称があるので、ご自分の鍵はどれか確認してみましょう。

サムラッチ錠

サムラッチ錠の特徴

まずはサムラッチ錠です。ハンドル上部の金具を押し込むことで開け閉めが出来ます。

また、装飾錠とも呼ばれ設置費用は鍵の機能だけでなく、デザインにも左右されます。古い住宅街には玄関にサムラッチ錠を付けている家を多く見かけるでしょう。

インテグラル錠

インテグラル錠の特徴

表にサムターン、裏に鍵穴があるのがインテグラル錠です。使い方が直感的に分かるため、不特定多数の方が訪れる施設にも採用されています。

ディンプルシリンダーだと高価に、ピンシリンダーだと安価な価格で設置できます。

プッシュプル錠

プッシュプル錠の特徴

戸建住宅やマンション・アパートの玄関に多いプッシュプル錠。押し引きで開錠できるため、老若男女問わず利用しやすいのがメリット。

価格帯の幅は広く、デザインやシリンダーの種類で上下します。

掘り込み錠

掘り込み錠の特徴

ドアの側面に穴を開けて埋め込む掘り込み錠は、外・内開きドアだけでなく引き戸にも設置可能です。

しかしこじ開けに弱いため、防犯性を高めたい方は次に紹介する面付錠がオススメです。

面付錠

面付錠の特徴

ドアの内側に露出する形なのが面付錠です。面付錠はロック部分(デッドボルト)が室内側のため外からのこじ開けに強い鍵です。

住宅の補助錠として設置すればセキュリティを強化できます。

鎌錠

引き戸や引き違い戸では、鎌錠も多くみられます。フックのような鎌状の金具が回転することで施錠されます。

シンプルな構造のため、ガレージや物置の鍵としても使用されます。

トイレや浴室など室内にある鍵

トイレや浴室など室内にある鍵の種類

鍵は屋外だけでなく、トイレや浴室の出入り口に設置されることも考えられます。

そこで次に、室内にある鍵についてご紹介します。室内の鍵は、防犯目的ではなくプライバシーの確保を目的としているため、頑丈さよりも利便性・手軽さを重視した商品が多いという特徴があります。

表示錠

表示錠の特徴

まずは表示錠です。鍵の使用状況が一目見てわかるため、トイレや浴室に多く設置されています。

ドアの内側で人が倒れても救助できるように、緊急時はコインを使えば外から開けられる表示錠もあります。

円筒錠

円筒錠の特徴

円筒状はインテグラル錠と似ていますが、違いはデッドボルトの有無です。

円筒錠にはデッドボルトがありませんが、代わりにドアノブ自体が固定されます。安全性は低い商品も多いため、交換するのがオススメです。

間仕切錠

間仕切錠の特徴

間仕切錠はバスルームに多く設置されています。機能は表示錠と変わりませんが、外から見て使用状況は分かりません。

こちらもコインで鍵を開け閉めできるため、プライバシーと安全を守れます。

窓の鍵

   窓の鍵の種類

次に、窓の鍵に目を向けてみましょう。

玄関や勝手口とは異なり、窓の鍵は外からの操作ができないのが一般的。内側から開け閉めする窓には、主にグレモン錠やクレセント錠が採用されています。わずかに違いのある2つの鍵について、それぞれご紹介していきます。

グレモン錠

グレモン錠の特徴

グレモン錠はレバーハンドルを90度回すことで鍵を開け閉めできます。

公共施設や商業施設に多く設置されていて、建物の気密性・防音性に優れています。工場やカラオケ店、飲食店でも使われます。

クレセント錠

クレセント錠の特徴

クレセント錠は三日月(クレセント)形の金具であり、一般的な住宅の窓に採用されることが増えています。

クレセント錠は窓の防音性・気密性を高めるための道具です。鍵と呼べるほどの防犯性は無いので補助錠を取り付けましょう。

ポストの鍵

ポストの鍵の種類

次にご紹介するのはポストの鍵です。「ポストにも鍵を取り付けるの?」と疑問の方もいらっしゃいますが、個人情報が記載された手紙などが投函されるため、ポストのセキュリティも油断できません。

ダイヤル錠

ダイヤル錠の特徴

ダイヤルを動かして正しい暗証番号に合わせれば鍵が開くため、鍵の紛失リスクがありません。

マンションやアパートなどの集合住宅にまとめて設置されており、それぞれ異なるダイヤル錠が付いています。

暗証番号を忘れたり手順を忘れた場合は、管理会社か出張鍵屋に相談しましょう。

南京錠

南京錠の特徴

ポストに南京錠を取り付けることもあります。

南京錠はU字型のツルを引っ掛けられる場所ならどこでも施錠できるため手軽でかつ、100円ショップでも購入できます。

一方、鍵の紛失リスクもあるので外した鍵はきちんと管理しましょう。

自転車の鍵

自転車の鍵の種類

ここからは自転車の鍵についてご紹介します。自転車の鍵は後輪上部に取り付けられていて、タイヤが回らないようロックするのが基本。ディンプルキーやワイヤーロックなどもありますが、ここでは自転車に特化している暗証番号錠とプレスキーをご紹介します。

暗証番号錠

暗証番号錠の特徴

正しい番号を入力すると開錠できるのが、暗証番号錠です。

鍵を失くす心配はありませんが、総当たりで番号を入力すればいつか開くため複数鍵を付けることがオススメです。

プレスキー

プレスキーの特徴

薄い鍵を差し込み、回すことで開錠できるのがプレスキーです。

比較的安価で取り付けられますが、針金やアルミ缶でピッキングできてしまうため窃盗から守るにはディンプルシリンダーへ交換しましょう。

車の鍵

車の鍵の種類

自動車から離れている時間にも、盗難から守ってくれるのが鍵の役目。ここでは車の鍵として、物理的に鍵穴へ差し込んで使うウェーブキーのほか、遠隔で操作できるリモコンキー・スマートキー・イモビライザーキーをご紹介します。

ウェーブキー

ウェーブキーの特徴

鍵の表面に波のような加工があるのがウェーブキーです。鍵の複製やピッキングは不可能で車やバイクの鍵に最適です。

最近はリモコンキーやスマートキー・イモビライザーキーなど遠隔操作できる鍵も増えていますが電池切れなど万が一の時に役立ちます。

リモコンキー

リモコンキーの特徴

鍵の表面に付いているボタンで開錠が出来るのがリモコンキーです。

鍵を差し込む必要がなく便利な反面、鍵を車に閉じ込めてしまうインロックが起こりがちです。車内から取り出せなくなるのでしっかり確認しましょう。

スマートキー

スマートキーの特徴

リモコンキーがさらに進化したのがスマートキーです。スマートキーをもって車のドアレバーを引けば開錠できます。

一方、スマートキー搭載車を狙ってリレーアタックという手法の窃盗も増えているため、鍵の管理方法を確認しましょう。

イモビライザーキー

イモビライザーキーの特徴

イモビライザーとは車の防犯システムの事で、車体と鍵のそれぞれのIDを一致させることで車を操作できます。車の開け閉めのほか、エンジン始動にも必要です。

イモビライザーキーの開錠や複製は車体の年式によって費用に差があります。出張鍵屋に連絡して、見積もりを出してもらいましょう。

オフィスや商業施設にある鍵

オフィスや商業施設にある鍵の種類

最後に、オフィスや商業施設の鍵をご紹介します。住宅と違って、不特定多数の方が利用するオフィスや商業施設では、鍵にも一層の防犯性と使いやすさが求められるものです。

バイオメトリクス錠(生体認証錠)

バイオメトリクス錠(生体認証錠)の特徴

バイオメトリクス錠は、指紋や手形・顔など見える情報や静脈・網膜など見えにくい情報を読み取って、人を識別するシステムです。

鍵が必要なく第三者が不正に侵入すすることも難しいためオフィスのエントランス・社外秘の金庫・勤怠管理に多く用いられます。

カードキー

カードキーの特徴

ICカードを使って開錠を行うカードキー式は、ホテルの客室の鍵として用いられてきましたが近年はオフィスのエントランスにも多く使用されています。

開錠に難しい操作がいらない点や、管理しやすい点が支持されています。

ここまで、さまざまな種類の鍵についてご紹介しました。

千差万別な鍵だからこそ、自分の用途や目的に合った商品を選ぶことが重要です。レスキューインフォでは、鍵アイテムに精通したスタッフが24時間体制で活動中。「家の鍵を取り換えたいけれど、どんな鍵にするのがいいか分からない…」「玄関の鍵を生体認証錠にしたい!」などのご相談も、昼夜を問わずフリーダイヤルで承ります!

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著者/レスキューインフォ 編集部

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鍵紛失、鍵交換、トイレのつまりから水漏れなど様々なトラブルを解決するレスキューインフォ。

レスキューインフォでは、鍵や水道の生活トラブルを自分で解消する方法もご紹介。数多くのご相談と作業経験を元に最適なアドバイスをお届けします。

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