ポストマーキングとは?マークの意味や取るべき防犯対策を解説します
ポストマーキングの意味を理解して防犯対策を強化しましょう
郵便ポストやインターフォンに見慣れないマークがある場合は、空き巣犯や訪問販売員が残すポストマーキングかもしれません。空き巣犯が下調べに訪れた証拠であり犯罪の予兆なので早期に対処しましょう。
本ページでは、ポストマーキングの意味や見つけた時の対処法、防犯対策についても解説します。
この記事の概要
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ポストマーキングとは?
玄関先に残されている危険があるポストマーキング。
そもそも、そんなマークは誰が残したのでしょうか?そして目的は何でしょうか?ポストマーキングを見つけた時の対策をご紹介する前に、このような基本事項について確認しましょう。
訪問販売員が営業に訪れたときに残すポストマーキング
営業に訪れた訪問販売員が在宅時間、家族構成、契約の見込みの有無を確認するためポストにマークを残した可能性があります。契約の見込みがなければ営業には時間の無駄なので効率化を図る目的です。
どんなに小さなマークでも落書きなので、器物損壊等罪や建造物損壊罪、迷惑防止条例違反に問われる可能性があります。
空き巣犯が住宅を下見した時に付けるポストマーキング
空き巣犯が下見をして、犯罪の成功率を上げるためにマークした可能性もあります。ポストに残されたマークは、空き巣のターゲットになっている証拠なので油断禁物です。
グループ内で情報共有するためにマークを付ける場合もある
マーキングは個人的に残しているのではなく、同一エリアの販売員やグループで犯行を行っている空き巣犯が情報共有のためにマークしている可能性もあります。
空き巣グループはチャットアプリやメールで情報共有をすると一人捕まった際、全員が一網打尽になるリスクがあります。なので、現在でもポストマーキングが続いています。
ポストマーキングされやすい場所
場所 | イメージ | 特徴 | マーキングのされやすさ |
---|---|---|---|
ポスト | 郵便ポストは誰でも気軽にさわれてしまいます。 | されやすい |
|
インターフォン | 外から気軽に障ることができ、マーキングの対象になりやすいです。 | されやすい |
|
玄関ドア | 住宅によっては気軽にさわることが出来ます。 | 比較的されにくい |
|
ガス・電気メーター | ガス・電気メーターも他のものと同じく扱いやすいです。 | 比較的されやすい |
ここまで、ポストマーキングの基礎知識をご紹介しました。
「ポスト」という名称が付けられていますが、マーキングされやすい場所はさまざま。そこで次に、マーキングが残されやすい場所について解説します。
郵便ポストにマーキング
マーキングが多く残されやすい郵便ポストは、内側から投函物を確認することはあっても外側から投函する機会はほとんどないため気づきにくいです。また、配達員を装えば自然にポストにマーキングが出来ます。
表札やインターフォンにマーキング
自宅の表札を最後にまじまじと見たのはいつでしょうか?自分の家のインターフォンを押すことは滅多にないためマークが残されがちです。正面ではなく側面にマークがあることが多いので一度確認しておきましょう。
玄関ドアにマーキング
集合住宅は特に、玄関ドアにマークがしるされていることがあります。子どものイタズラや汚れに紛れて見えにくいケースもありますが、空き巣や販売員がマークで情報共有しているかもしれません。
ガスメーターや電気メーターにマーキング
ガスメーターや電気メーターも日ごろから目にすることがないため、マークに気づきにくいです。空き巣犯かそうでないかが見分けづらいため、定期的にメーター機器を確認しましょう。
ポストマーキングの意味の例
「ポストに謎のマークがあったけど、その意味が気になる!」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで本項目で、ポストマーキングの文字の意味をご紹介します。なお紹介するのは、全国的に主流とされている文字に限ります。地域やグループによって差があるため、あくまでも参考としてご覧ください。
家族構成に関するポストマーキング
まず、家族構成に関する文字です。どのような方が住んでいるかは、空き巣犯にとって重要な情報のため、マーキングで共有されることがあります。
M→男性
男性が暮らしていることはManの「M」を取って表します。
特に会社員の男性は、平日の昼間を不在にしている方が多数。その時間を狙って住宅に侵入すると、空き巣が成功しやすいというヒントになります。
W→女性
女性が暮らしていることはWomanの「W」で表します。
室内にブランド品のバッグや時計・貴金属がある可能性もあるので、これらの金品を狙った犯行に及ばれる危険があります。
F→家族
家族で暮らす家庭はFamilyの頭文字である「F」で表します。
家を空けている時間が読みにくいので、空き巣犯はさらに下見を繰り返すことになります。また、無施錠のドアが狙われる可能性があるため、在宅時にも施錠するように注意しましょう。
S→独身
一人暮らしや独身の方はSingleを取って「S」で表します。
生活スタイルや帰宅時間などを把握されると、空き巣犯から狙われやすいため要注意。防犯対策を強化するとともに、金品の管理を徹底することで、被害に遭わないように気を付けましょう。
K・赤→子供・赤ちゃん
子どもが暮らす住宅はKidsの「K」で表します。
また、幼児の場合には「赤」の文字で表すのが一般的です。日中の外出時や夜間を狙った犯行が想定されるため、どこにいても常時施錠するようにしなければなりません。
学→学生
学生が暮らす住宅には「学」の文字が記されていることがあります。
お子様が鍵を忘れて外出した時のため、ポストの中や植木鉢の下で鍵を管理する方がいらっしゃるようですが、空き巣犯にとっては格好の餌食になりかねません。鍵は必ず、1人1本を自分で管理することを徹底しましょう。
時間に関するポストマーキング
次に、時間に関する文字です。
住人の家族構成と同様に、その家が留守にしがちな時間帯は、空き巣犯が欲している情報です。これらのマークを見つけた時には、生活リズムを把握されている恐れがあるので気を付けましょう。
SS→土日
「SS」は、土曜日と日曜日を示すSaturdayとSundayの頭文字です。
住人が、土日休みのために在宅している可能性があると「SS×」と表記されることがあります。このような住宅では、平日の日中を空き巣犯に狙われることがあります。また、自動車・自転車がないので不在と判明している土日にも注意が必要です。
数字(例:09~18)→不在の時間
数字を用いて、留守の時間を示していることがあります。
たとえば「09~18○」と記されていると、朝9時から夕方6時までは、住人が外出していることが多いことを表しています。この時間を狙えば侵入しやすいということが、空き巣犯の間で情報共有されている恐れがあります。
その他のポストマーキング
最後に、それ以外の文字や記号の例です。
これまでに紹介した文字と、以下の文字や記号を組み合わせることで、家族構成や在宅時間について巧みなメッセージを残しています。
数字(例:20~30)→年齢
数字は、不在時間を示す以外に、住人の年齢層を示していることがあります。
若年層であれば日中に外出している可能性が高かったり、反対に高齢者であれば室内に金品を保管している可能性が考えられたりします。住人の年齢層の情報も、空き巣犯にとっては貴重なヒントになるのです。
○→侵入しやすい
「○」は主に、その住宅には侵入しやすいことを示す記号です。
単体でも用いられるほか、家族構成や時間の表記と組み合わされることもあります。たとえば「W20 SS○」と表記されていれば「20代女性が暮らしていて土日は不在にしている(侵入しやすい)」ことが分かります。
×→侵入しにくい
反対に「×」は侵入しにくいことを示しています。
番犬を飼っていたり、防犯意識が高かったりする住宅は、空き巣犯から敬遠されます。そして、このような住宅には×印が書かれていることがあります。
空き巣犯からのターゲットからは外れていることが分かりますが、×マークも念のため消しておいた方がよいでしょう。
ル→留守
カタカナで「ル」と記されているのは、留守であることを表します。
時間帯と合わせて「12~15ル」のような形で用いられることの多いマークです。空き巣は、外出中を狙って犯行に及ぶことが多いため、このような情報を仲間内で共有することが少なくありません。
色の異なるシールでマーキングする場合もある
文字を記すマーキング以外の方法として、ポストや表札に小さなシールを貼るケースもあります。
色の異なるシールを貼って意味を表現しており、その意味は空き巣集団ごとに異なっています。身に覚えのないシールが貼られていたら、早目にはがしましょう。
ポストマーキングを見つけたらどうすればいい?
ここまで、ポストマーキングの文字の意味を紹介しました。
空き巣犯が下見に訪れた可能性があるため、マーキングを残しておくのは得策ではありません。そこで、ここからはマーキングを見つけた時の対処法を紹介します。
除光液や補修材を使ってポストマーキングを消す
マーキングに気が付いたら、とにかく早く消しましょう。油性ペンなら落書き落としや除光液で拭きとれます。
また、表札やポストの表面が削れていたら、補修材を薄く塗ることでマークを消せます。
ポストマーキングれたら防犯対策を強化する
マーキングに気が付いたら、とにかく早く消しましょう。油性ペンなら落書き落としや除光液で拭きとれます。また、表札やポストの表面が削れていたら、補修材を薄く塗ることでマークを消せます。
ポストマーキングされた時に防犯対策を強化する方法
空き巣被害を未然に防ぐために大切なのが防犯対策です。
しかし「どんな対策をすればいいのか分からない!」という方も少なくありません。そこで、防犯対策の具体例をご紹介します。
防犯カメラを設置して防犯対策をする
防犯対策として効果的な防犯カメラを、玄関や窓の周辺など空き巣が侵入する可能性がある経路に設置することで犯行を抑止できるかもしれません。ポストマーキングを残した犯人の手がかりもつかめます。
レスキューインフォでは防犯カメラの設置ご相談も受け付けております。リーズナブルな価格で設置できるカメラもあるのでお気軽にご相談ください。
センサーライトを設置して防犯対策をする
夜間を狙って犯行に及ぶ空き巣犯には、センサーライトを設置することが有効です。センサーライトは防犯カメラに比べると安く、自分自身が通るときも照らしてくれるので便利です。
庭に砂利を敷いて防犯対策をする
戸建て住宅や、集合住宅の1階に暮らす方は庭からの侵入を防ぐために砂利を敷いておくのも効果的です。
また目隠しとなる植木や柵は空き巣犯に利用されるのでどかして、空き巣犯にとってはいりにくい家にしましょう。
窓に防犯フィルムを貼って防犯対策をする
窓ガラスを割って侵入されることを防ぐために、窓ガラスを防犯ガラスに交換するのもオススメです。
しかし防犯ガラスへの交換は数十万ほどかかるので、窓の内側に貼る防犯フィルムがオススメです。
玄関の鍵を交換して防犯対策をする
空き巣犯は怪しまれない様に玄関ドアから侵入することがあります。古い玄関ドアはピッキング耐性が低い鍵が付いていることが多いため、数分で開けられてしまいます。
レスキューインフォはピッキングできない鍵への交換も承ります。
ここまで、ポストマーキングの意味や危険性についてご紹介しました。空き巣被害を防ぐためにも、マーキングは早めに消しておくとともに、防犯対策を強化しておくことが大切です。
レスキューインフォでは、防犯対策のご相談も24時間体制で承っております。防犯対策の専門家がすぐに駆け付け、お住まいの環境やこれまでの空き巣事例を踏まえて、ベストな対策をサポート。
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